入院生活 4

4月に受傷して3ヶ月になるのでここで今の体の状態をまとめてみたいと思います。

下半身麻痺(筋力低下)

ふとももの前だけ麻痺してないので前だけ筋力が戻り歩行をふとももの前の筋肉だけで歩いている感じがする(膝から下は義足つけている感じ)

麻痺の程度、感覚を10段階で言うとふとももは10 お尻2 ふともも後ろ2 ふくらはぎ1 足首から下は1以下・・。足首から下は麻痺が酷く動かないので肉の塊がついているような感じです。

足首も右足は背屈可能、左足首は背屈不可能。両足首は底屈(つま先立ち)不可能。つま先立ち・・これができないことには、普通の人が当たり前にやっている蹴り出しを伴う歩行が満足に出来ないわけである。

立つ練習してもふとももの前だけの筋肉でバランス取ってるので重心が分からず数秒で前後どちらかに倒れます。足首、足指も力が入らないので踏ん張ることが出来ずに倒れてしまう。

排尿も腹圧をかけないと出すことが困難で何分もかかる。排便も神経が傷ついている為、肛門まで自然に便が降りてこない状態。

何とか排便しようと肛門に力を入れると肛門からふともも横、ふくらはぎ横の強烈な痺れが出て苦痛でおならも自然には出ないでお腹の中で鳴ってる感じです。

くしゃみや咳をすると腹圧がかかり尿漏れする。当たり前に歩き、走り、座ったり、立ったりできるのは本当に奇跡だと最近感じるようになりました。

そう感じるのも障害を背負い生きていかなければならなくなったからだと思います。

今回の労災事故は300キロの製品が背中に落ち第5腰椎(L5)破裂骨折ですが第4腰椎(L4)、仙骨(S1)の神経も損傷してます。

ただ300キロの製品が落ちたのもかかわらず内臓とかは一切損傷してませんでした。

そのおかげで手術もその日にして早く神経の圧迫を取り除いたのでまだ障害がこの程度で済んだのかもしれません。

内臓を損傷して出血しているとおそらくその日に神経の圧迫を取り除くことができず何週間後の手術になりもっと障害が残って回復が期待できないかもしれません。

ある意味運は良かったと思っています。